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日本ドラマ『作りたい女と食べたい女』のシーズン2でアセクシュアルのキャラクターが登場

ドラマ『作りたい女と食べたい女』シーズン2でアセクシュアルのキャラクターが登場

映像作品におけるアセクシュアル(アセクシャル)を描いた表象は近年になって少しずつ増えていますが、それでもまだまだ少ないです。そんな中、2024年1月からまた新しい表象が現れました。それが日本でシーズン2の放送が始まったドラマ『作りたい女と食べたい女』です。

『作りたい女と食べたい女』のシーズン2の放送開始

『作りたい女と食べたい女』は“ゆざきさかおみ”による漫画で、2021年からKADOKAWAのウェブコミック配信サイト「ComicWalker」内レーベル「COMIC it」にて商業連載が始まりました。「つくたべ」の愛称でファンに親しまれています。

その『作りたい女と食べたい女』がドラマ化され、2022年11月より、NHK総合にてテレビドラマが放送されました。そのドラマは好評を博し、シーズン2の制作が決定。2024年1月に放送を開始しました。

シーズン2の放送は2024年1月29日から始まり、こちらも続きを待っていた視聴者に温かく迎えられています。

『作りたい女と食べたい女』に登場したアセクシュアルのキャラ

『作りたい女と食べたい女』は、料理好きで凝った料理を毎日したいけども自身は少食である野本という女性と、同じマンションに住んでいてもの静かながら食べることが大好きな春日という女性…この2人が出会い、美味しい食事をとおして関係を深めていく物語です。毎エピソードで美味しそうな料理がでてきて、温かい気持ちで楽しめます。

同性愛をテーマのひとつとしている作品であり、シーズン2では女性に恋愛的に惹かれることを自覚した野本が自分のセクシュアリティと向き合う姿が丁寧に描かれています。セクシュアリティを手探りで見つけ出し、信頼できる人の助言などを参考に、一歩ずつ関係性を考えていく過程は親近感を感じる人もいるでしょう。

シーズン2ではこれらの主人公以外のキャラクターも深く描かれ、そのうちのひとりはアセクシュアルかつレズビアンのキャラクターとなっています。アセクシュアルに関する簡単な説明も作中でセリフとして語られます。

本作はセクシュアリティについての考証を受けて制作されており、セクシュアル・マイノリティの描かれ方もきめ細かく映し出されています。あまりトラウマを煽るような差別の激しい描写は頻繁にはなく、見やすい作品になっているのも安心です。

NHKは2022年にアセクシュアル・アロマンティックを題材にしたドラマ『恋せぬふたり』を放送したことがあり、今回の『作りたい女と食べたい女』も続くかたちで、セクシュアル・マイノリティの表象に積極的に取り組んでいます。

『作りたい女と食べたい女』はどこで観れる?

ドラマ『作りたい女と食べたい女』はNHKで放送中。「NHKプラス」で見逃し配信で観ることもできます。これまでのエピソードは「NHKオンデマンド」からアクセスしてください。

シーズン2は第11回のエピソードからスタートです。1話あたり約15分ほどの長さとなっています。

ドラマ『作りたい女と食べたい女』に関する情報は公式サイトをご確認ください。