- Q「国際アセクシュアルの日(International Asexuality Day)」とは何ですか? いつですか?
- A
「International Asexuality Day」は、アセクシュアル(アセクシャル)・スペクトラムのために行われる世界的な協調の日のことです。毎年4月6日に設定されています。
「国際アセクシュアルの日」とは?

1年は365日。それぞれの日によって特別な日が設定されていることもあるよね。

10月31日は「ハロウィン」、4月1日は「エイプリルフール」、2月14日は「バレンタインデー」…とか?

それもあるけど、他にも、3月8日は「国際女性デー」だし、6月5日は「世界環境デー」、9月10日は「世界自殺予防デー」、12月1日は「世界エイズ・デー」…とにかくいっぱいある。

そんなにあるのか…知らなかった…。

こういうのは「国際デー」といって毎年定められた日に特定の事柄についてみんなで共有して意識を高めよう!…という記念日を用いた活動になっているよ。

そういう日があった方がみんなで一斉に活動しやすいよね。

で、本題だけど、「国際アセクシュアルの日(国際アセクシャルの日)」というもあるのは知っているかな?

アセクシュアルにもそういうのがあるの?

うん。英語では「International Asexuality Day」と言う。だから和訳は「国際アセクシュアル・デー(国際アセクシャル・デー)」でもいいし、「世界アセクシュアル・デー(世界アセクシャル・デー)」、「国際アセクシュアリティ・デー(国際アセクシャリティ・デー)」でもいいんだけど。英語だと「IAD」と省略されて表記されることもあるよ。

それは何月何日なの?

4月6日だね。これは将来的には変更になるかもしれないけど、とりあえず今はそうなっているよ。

なぜ4月6日なの?

特別な理由はないのだけど、他の国際デーと重ならないようにはしているよ。「発達障害啓発週間」と少し重なっているけど、まあ、アセクシュアル当事者の中には自閉症スペクトラムの人だっているし、そこはそこまで重なって困ることもないかなということで。

誰か企画している人や組織がいるの?

いや、そういうのはいないよ。それぞれの国や地域で活動しているアセクシュアル関連の組織や団体、個人が自発的にコラボレーションしているだけだよ。

そっか、じゃあ、何かに登録しないといけないとか、そういうのはないんだね。

うん。参加は自由。参加するのもしないのも好きにしていいよ。
何をするのか?:表明と祝福

「国際アセクシュアルの日」があるというのはわかったけど、具体的に何をするものなの?

別に何をしてもいいんだけど、それだと説明として漠然としすぎだから、大きく分けて4つのテーマがあると考えてほしい。ひとつは「アドボカシー(advocacy)」だね。

あどぼ…なに?

「アドボカシー」というのは日本語だと「擁護・代弁」や「支持・表明」と翻訳されることが多いけど、要するに「何かのために行動すること」だね。

またよくわかんないんだけど…。

例えば、SNSでアセクシュアルについて前向きなツイートをする。これもアドボカシーだし、とにかく何でもいいので自分のできる活動をする。それだけでいいんだよ。

そんなのでいいのか。じゃあ難しくはないね。

次に「セレブレーション(celebration)」。これはわかると思う。お祝いだね。

アセクシュアルであることをお祝いしましょう!ってこと?

何でもいいのでパァーっと盛り上がりましょうということだね。もちろんこれは祝福することで肯定するという意義もあるけど。

好きな食べ物を食べるとか、自分が楽しいことをしてご褒美をあげたいね。
何をするのか?:教育と連帯

3つ目が「エデュケーション(education)」。教育だね。

アセクシュアルについて学びましょう…ってことかな。

そう。当事者でも非当事者でも知らないことはいっぱいあるだろうから、アセクシュアルについて学ぶ機会になるね。

学ぶことで自分の居場所が見つかるかもしれないしね。

最後は「ソリダリティ(solidarity)」。これはちょっと英語だと聞きなれないかもだけど、連帯のことだね。

連帯? なぜ?

アセクシュアル当事者の個人だけでは解決できないことはたくさんある。だから当事者同士で手を取り合って助け合う。また、当事者と非当事者同士で協力することも大事だよね。

そっか…ひとりでは抱えきれない問題もあるからね…。

それに同じ当事者であっても、いろいろと立場が違うことは多い。性別やジェンダー、病気や障がいの有無、職業、年齢、人種、経済状況、家庭環境…そういう当事者間の中にある差にも注目して、不均衡を無くしていくためにも連帯は大切だよ。
何をするかは自由でOK

なるほど、なんとなくわかってきた気がする…。

とはいっても「国際アセクシュアルの日」は何をしてもいいんだよ。アセクシュアルを肯定することならね。だからそんなに気を遣う必要もないよ。

絵を描くのが得意ならイラストを描いてもいいし、写真をあげてもいい…ってことだね。

気楽にSNSで何かを発信してもいいし、何かアセクシュアル関連の情報を広めるのに貢献してもいいし…。オススメの漫画やドラマを紹介してもいいし、こういうのが見たい!という要望を訴えてもいい。

今年や来年は何かできることはないか、ちょっと考えてみようかな…。
5月8日は「国際アセクシュアル可視化の日」?

あとこれは補足だけど、5月8日は「国際アセクシュアル可視化の日(Asexual Visibility Day)」とされて、日本でもたまにその前提で反応している人を見かけるけど、実はこの日は削除・変更されているよ。

なんで?

理由はいろいろあるのだけど、アセクシュアルのコミュニティから不満があがり、結果的にこの日は辞めようということになったよ。だから今は4月6日の「国際アセクシュアルの日(International Asexuality Day)」に集中しているね。

そうなんだ、覚えておかないとね。
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編集部コメント
「国際アセクシュアルの日(International Asexuality Day)」は、アセクシュアル・スペクトラムに関する表明・祝福・教育・連帯のための活動をする世界的な記念日です。マスメディアの皆さんはぜひこの「International Asexuality Day」を機会にアセクシュアルに関する報道を増やし、平等な権利の実現のために貢献してください。