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アセクシュアル・アロマンティックの専門書籍【本で学ぶ】

アセクシュアル・アロマンティックを学べる本

アセクシュアル(アセクシャル)アロマンティックに関する知識を学びたいなら、インターネットも良いですが、信頼できる専門家が執筆した書籍で学ぶこともオススメです。

自分で学ぶも良し、他の人に紹介して知ってもらうのも良し。AセクAロマの世界へようこそ。

ここでは日本語で出版されているオススメの「アセクシュアル・アロマンティックの専門書籍」をまとめています。

アセクシュアル・アロマンティックの専門書籍

『いちばんやさしいアロマンティックやアセクシュアルのこと』

出版年:2024年4月
著者:三宅大二郎, 今徳はる香, 神林麻衣, 中村健
出版社:明石書店
ページ数:216ページ

初心者のわかりやすさ:★★★★★(星5つ中”5”)
専門性・包括性:★★★☆☆(星5つ中”3”)

アセクシュアルやアロマンティックについて、とても親しみやすく紹介している入門書です。イラストもあって、長い文章が苦手な人でも読みやすいです。用語の基本から当事者の声まで、「初めてアセクシュアル・アロマンティックを知る」うえでのひととおりの内容が揃っています。アセクシュアル・アロマンティックについての情報を発信している団体「As Loop(アズループ)」のチームによって書かれています。

『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』

出版年:2023年5月
著者:アンジェラ・チェン、翻訳:羽生有希
出版社:左右社
ページ数:448ページ

初心者のわかりやすさ:★★★☆☆(星5つ中”3”)
専門性・包括性:★★★★☆(星5つ中”4”)

海外書籍の邦訳です。アセクシュアルの観点から、ジェンダーや人種などのトピックも交えつつ、社会を解体していく内容となっています。性愛の規範がどのような構造でこの社会に存在し、どんな影響を与えているのかを、当事者の専門家が語っています。学術的な分析となっており、やや専門的です。

『見えない性的指向 アセクシュアルのすべて――誰にも性的魅力を感じない私たちについて』

出版年:2019年5月
著者:ジュリー・ソンドラ・デッカー、翻訳:上田勢子
出版社:明石書店
ページ数:320ページ

初心者のわかりやすさ:★★★☆☆(星5つ中”3”)
専門性・包括性:★★★☆☆(星5つ中”3”)

海外書籍の邦訳です。アセクシュアルを本格的に解説した初期の原点となっている本で、「アセクシュアルとは何なのか」を当事者の著者が説明しています。現在となっては少し内容が古くなっている部分もあるため、専門的資料のひとつとして読むのが良いかもしれません。

他のLGBTQに関する専門書籍

アセクシュアル・アロマンティックに絞っていませんが、他のLGBTQに関連する専門書籍でオススメのものも以下に紹介しています。

『トランスジェンダー入門』

出版年:2023年7月
著者:周司あきら、高井ゆと里
出版社:集英社
ページ数:232ページ

『トランスジェンダーQ&A: 素朴な疑問が浮かんだら』

出版年:2024年5月
著者:周司あきら、高井ゆと里
出版社:青弓社
ページ数:196ページ

『ノンバイナリーがわかる本 heでもsheでもない、theyたちのこと』

出版年:2022年1月
著者:エリス・ヤング、翻訳:上田勢子
出版社:明石書店
ページ数:352ページ

『LGBTとハラスメント』

出版年:2020年7月
著者:神谷悠一、松岡宗嗣
出版社:集英社
ページ数:224ページ